見た目はワイルド!
でも、実はとても
穏やかな砂防ダムなんです。
突然ですが、オランダ堰堤ってご存じですか?
娘が川遊びできる場所を探していて見付けたのですが、とても気になる名前ですよね。
オランダ堰堤とは ⁈

“オランダ堰堤(えんてい)”とは、明治時代に砂防工事をするため、オランダの技術を取り入れ建造された砂防ダムことです。
堰堤は、花崗岩の切石を階段状に積み上げた構造で、ワイルドな様相でありながら越流(えつりゅう)する水の勢いを和らげてくれている水流穏やかで水深も浅く、小さな子供連れでも安心して川遊びができます。
水の透明度は高く、水深が浅いので安心して水遊びができ、無料で利用できます。(別途、駐車料金700円が必要)
近江湖南アルプスの登山口にあり、川遊びはもちろん虫取りなど大自然の中で家族や友達と遊ぶことができる場所です。
基本情報
名称 :オランダ堰堤
住所 :滋賀県大津市上田上桐生町
利用時間:自由
利用料 :無料
駐車場 :一丈野駐車場
トイレ :公衆トイレあり
HP :https://www.rinya.maff.go.jp/kinki/siga/mori-enjoy/oranda_.html

オランダ堰堤がある場所は、草津川上流の”帝産バスの上桐生バス停”がある先です。

車で行かれる際は一丈野駐車場を到着地にするとスムーズかと思います。ここ一丈野駐車場は、オランダ堰堤で川遊びする方や湖南アルプスのハイカーが利用される有料駐車場です。かなり広めの駐車場ですが、夏休みシーズンは満車で駐車待ちが発生するほどです。
2018年(平成30)に普通車700円に値上げされたのですが、2023年5月に確認に行ったところ500円に戻っていました。
自然休養林協力金として
・普通車 500円
・軽自動車 500円
・二輪車 200円
・中型自動車 1,000円
・大型自動車 2,000円
ただし有料期間は
・通年の土日祝
・7月第3土曜~11月30日まで

駐車場に車を停めたら、荷物を持ってオランダ堰堤まで約400mの轍を歩きます。
この際、アウトドアキャリアがあると便利です。
写真右手の広場と建物が”桐生若人の広場”。大津市が運営管理している社会教育団体専用のキャンプ場です。(一般利用不可)
オランダ堰堤からすぐ!プラス500円でデイキャンプが楽しめる穴場キャンプ場!

オランダ堰堤

駐車場から約400mなので、5分ほどでオランダ堰堤に到着!
手前の開けた広場が、レジャーシートやクイックテントを張るのに人気のエリア。
写真右の石でできたテーブルあたりは、腰かけるのに良さそうですが夏場は不向きです。日当たりが良すぎるのであまり人気がなく、木影ができる場所からうまっていきます。

夏場の様子はこんな感じ。
一日遊ぶつもりでお弁当やお菓子を持参で来られている方が多いです。
トイレは歩いて1分ほどの場所にあるので安心してくださいね。

上記の広場がもし人で一杯になっていたら、30mほど下流の場所にベンチが並ぶ川沿いのエリアがあります。
平地が少なく、タープやクイックテントが利用しづらいのが難点ですが、空いているのでゆっくりしたい方向き。
またバーベキューをする方は、こちらで楽しんだ方が良いです。

こちらも目の前で水遊びを楽しめます(^^♪
人が少ないので、こちらの方が好きな方もいます。

それではオランダ堰堤です。
オランダ堰堤の築造は明治22年(1889)、砂防工事の一環としてオランダ人技術者ヨハネス・デ・レーケの指導の下、田鍋義三郎が設計したものであることからオランダ堰堤と呼ばれています。

水が綺麗で水流も穏やか。水深も浅いので、安心して子供連れで水遊びを楽しめます。
花崗岩の沢なので、泥が少なく砂地で透明度が高く、バシャバシャしても濁りにくいです。

夏場はこんな感じに賑やかになります♪
浮き輪や水中メガネ、シュノーケルを持って楽しんでいる姿も。
またカワムツなどの川魚も泳いでいて、網で頑張ってすくおうとする子供もいて楽しそうです。

さきほどの広場からはオランダ堰堤が死角になっているので、見守る親の姿も。
ここで日焼けしないように大きめの帽子や日傘があってもいいかもしれませんね。

オランダ堰堤を上から覗いてみました。
本当に透明度が高くて川底が見えるほど。
水温も冷たくないです。

橋のたもとでは、小さな子供が橋をパシャパシャして水遊びしてます。
前日が雨の日など川が増水している日は、川の上まで水が流れる沈下橋になることがあります。

この橋は桐生キャンプ場へ向かう車が通行することがあるので、気を付けてくださいね。
またこの先の上流にも素敵な水遊びスポットがあります!
飛び込める砂防ザムやプライベートプールのような岩風呂など♪
浅瀬の川を網を持ってネイチャーウォークするのもいいかもしれません。
おわりに
最後に豆知識になりますが、オランダ堰堤は湖南アルプスを分水嶺とし、琵琶湖へ流入する草津川に築造されています。
湖南アルプスの山々は、古くから人々の生活と関わりが深く、都の造営や燃料採取のために過度に森林が伐採され「田上の禿げ」と有名な禿山(はげやま)になっていました。そのため風化の進んだ花崗岩出来上がった山々には保水力が乏しく、雨により大量の土砂が麓の河川に流れ込み、急激な川床の上昇をもたらしました。
国道1号線が川床の下を通ることで、全国的にも有名な天井川の旧草津川は湖南アルプスの風化した花崗岩から形成されたものです。
(旧草津川は2002年廃川、現在は草津川跡地公園となっています)
見た目はワイルドだけど、実はとても穏やかなオランダ堰堤のご紹介でした。
駐車料金だけで、入園料も不要です。
夏の暑い日の行き場に困ったら、ぜひオランダ堰堤に泳ぎに行ってみてくださいね。
以上です。
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